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マクラーレンMP4/2製作記(38)メーターパネル

2015年9月に製作したメーターパネルを仕上げていきます。土台になるカバーの厚みが足りなく思えたので、0.3mmのプラ板を大雑把に切り抜き、流し込み接着剤で貼り付けます。
溶剤が抜けるのを半日ほど待ち、余白を少し残す感じでアウトラインを整えました。メーターの奥の穴は塞がっていると厄介なので、デザインナイフでざっくり切り取っておきましょう。
今回新たな試みとして、各メーターのガラスレンズをサークルカッターで切り抜いてはめ込んでみました。材料はアニメ用のセルフィルムとして売られていたもので、厚みは0.12mm前後になります。
切り抜いたレンズがメーターの内径にピッタリ入るまで根気勝負ですが、その効果は絶大! 接着にはセメダインのハイグレード模型用を水で薄めたものを使ったところ、白く濁ってしまう現象が発生したので、いったん剥がして対策を考えます。
当初、接着剤の劣化を疑ったんですが、新品に変えても白濁が残ったので(上の画像)、水で薄めず文字盤の中央に点付け。気泡が残らないようにレンズを押し付け、乾くのを待ってパイプの後ろからズレないように押し込みました。
4つある警告灯は基部を直径1mmのアルミパイプで、中央に透明の伸ばしランナーを差し込み、頭が丸くなるように線香の火で炙ったものを用意します。色付けは赤と黄色、緑のクリアーカラーで、乾燥後にGAUZYのグラスコートを上塗りして艶を増しました。
パネルの左右下方にある調整用のダイヤルは、凸モールドを削り落として3Dプリンターで自作したものに置き換えます。
ダイヤルにはすべり止めのローレットを刻んでみましたが、実際のプリントでは反映されず..。まあ何ごとも経験ということで。
パネル側面のトグルスイッチは、今取り付けると作業中に引っ掛けて外れそうなので、仕上げの最終段階まで紛失しないように保管しておきます。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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