2月に入ってから3Dプリントのタイヤを作って印刷して寸法測って削って.. という作業の連続だったので、アタマが変になりつつあります。何ごともやり過ぎはよくありません（笑）
きっかけはこのミナルディM187、ネット検索でたまたま見つけたレインタイヤを履いた写真が印象的だったので、Fusionで設計を始めたんですが、1/43ではかなりディフォルメを効かせないと固い印象がぬぐえない！
これはフロントタイヤの横断面ですが、サイドウォールの形状は鏡餅くらい膨らませないとタイヤっぽく見えないんですよ。
向かって左が最初に公開したVer.3で、最終的にはトレッドの中央をこんもり膨らませた右側のVer.4に落ち着きました。STLはこちらでダウンロードできます >> wettire89_v4.zip
一般的には造形物のフィルムからの剥離抵抗を最小限にするため、このようにパーツを斜め置きするんですが、我がプリンター（FLASHFORGE Hunter）だと余計な積層痕が目立ってしまうため、平置きにしてサイドウォールに高さ1mmほどの取りシロを設けています。
プリント後にIPAで余計なレジンを洗い流し、サポートと取りシロを大まかに除去してから紫外線で2次硬化させ、モーターツールで回しながらヤスリを当てて仕上げました。※パターンの間に詰まった粉のクリーニングは、超音波洗浄機が効果的です。
ちなみに冬場（気温15℃以下）だと成形不良が起きやすいので、プリンターの置き場所を塗装室に移し、ダイソンを回して室温25℃に保った状態でプリントしています。