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タメオの500F2- タイヤを3Dプリントで作る

先月のルマンの会の集まりにて、3Dプリントでタイヤを出力する際のアイデアを色々と教えてもらったので、忘れないうちに実践してみましょう。
下絵となる画像をキャンバスとして挿入し、輪郭をなぞるように断面図を描いて車輪の軸を指定、ぐるりと360度回転させるとアウトラインが完成します。いちばん重要なのはサイドウォールの曲線で、この捉え方がよくないとタイヤに見えないので、写真や実物を参考に納得いくまで描き直しました。
トレッドパターンは新たにx-y面を指定してスケッチを描き、オフセットで指定した距離から上方へ長めに押し出し、回転-交差を使って余計な部分を切り取ります。
完成した横一列のブロックを円形状のパターン複製でトレッド面に60個ほど配置し、サポートの除去作業時にモーターツールへ固定するためのシャフトも付け加えてから、ドキドキのファーストプリント!
うーん、せっかくの凝ったパターンが不明瞭なので、スケッチに戻ってブロック同士の間隔を広げ、サイドウォールのシェイプも若干見直しました。Fusion360の便利な点は、画面下のスライドバーを動かすことで、現在と過去の操作を行ったり来たりできるところですね。
ちなみに赤いアイコンは「理屈に合いません!」とダメ出しされた操作で、無視すると動作が重くなったりフリーズの原因にもなり得るので、面倒でも不具合を直しておくほうが賢明です。
画像左が1回目、右が2度目のプリントパーツで、色々と改善の跡が見られます。サポートを除去した後にタイヤの内縁にもビットを押し当て、中央のディスク(不要部分)をスパッと切り落とすと便利なことに気がつきましたが.. 。内側の壁が削れて薄くなるにつれて、タイヤの中から滲み出てくる未硬化レジンの処理が厄介だったので、また設計をアップデート! レジンの閉じ込め/封じ込めをなくす構造を考えてみました。
待つこと1時間半、あれ?タイヤが脱落してプリント失敗! 露光時間1.0sでは短すぎたのか?サポートを細く攻めすぎたのか? 設定を見直してもう1回やってみます。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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