オレの3Dプリントで難しいのが、仕上がり寸法の誤差。例えば外径15mmで設計したタイヤでも、プリンターの照射時間の設定で0.4mm前後大きくプリントされてしまうんですね。
「じゃあ照射時間を短くすればよいのでは？」と思われるでしょうけど、そうなると成形不良やパーツの脱落が増えたりしてなかなか厄介なんですよ。あと、パーツを画面上のどこに置くかによっても、微妙にサイズが違ってきたりします。
これまでの経験則で、プリントの成功率を上げるには「室温25℃前後の環境で、平たいパーツは周辺に、背の高いパーツは中央に集めて、細かいディテールが要求されるパーツはその谷間にレイアウトする」といった感じです。
レジン一層につき0.025mmのピッチで2時間かけてプリントして、フタを開けてみたらパーツが欠落していた.. なんてことがないように、いろいろ考えてプリントしています。
あとはまあ、使用するレジンの種類も大切で、今使っている油性のものはディテールの再現度が高くてお気に入りでしたが、プリントされたパーツの洗浄にIPAを使うので、その扱いを間違えると動悸やめまい、嘔吐などの副作用が出ます（じっさい大変でした💦）。次のプリントからは、薬品を使わないこちらの水洗いレジンを試す予定です。