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マクラーレンMP4/2製作記(41)フロントサスとモノコック

アオシマ/BeeMaxのマクラーレンMP4/2の組み立てが佳境に入ってきました。ブレーキホースの接着は1/43で散々苦労した経験があるので、1/20では機械的にカチっと確実な固定を目指してみましょう。
ロアーアームの後方から斜め下に向けて0.35mmのドリルで穴を開け、黒染めした0.15mmの真鍮線をU字に曲げたものを差し込み、間にホースを通した状態で前方にキュっと引っ張り、黒瞬着を流して固まるのを待ちます。
ブレーキホースはアドラーズネストの0.4mmリード線がしなやかで使いやすかったです。マスターシリンダー裏の配管を済ませてから、ここも黒瞬着で固定します。
以前作ったプッシュロッドの洋白線を瞬着で固定し、グリーンスタッフワールドのクロームメタルを吹きました。ある程度厚塗りすることで見事な仕上がりが期待できますが、乾燥が遅いので1週間くらいは触らないほうがいいですね。
真鍮の六角ユニオンを通してプラのアームに差し込み、少量の流し込み接着剤でサブフレームに固定。ロアー側はダボがしっかりしているので、接着はせず差し込むだけにしました。
モノコックを閉じる前に、キットでは省略されているステアリングシャフトを1.5mmの真鍮パイプで追加します。ノーズに空いた丸穴(サービスホール)からチラ見えするので、効果的なディテールアップです。
シート下の消化器も当初は「なくてもいいか」と見送る予定でしたが、手持ちのパーツでアルミ削り出しの良さげなものを見つけたので使ってみることにします。
パーツに付属していたデカールはイタリア語表記だったので、他から適当な注意書きを探してきて貼りました。こちらもチラ見えの美学ですね。
コクピット後方の給油口には燃料ポンプらしきパーツが配置されますが、キットのパーツだと小さすぎるので、1.5mmのアルミ線と2.5mmのパイプを組み合わせて自作しています。
その後方のECUのパーツももっとボリュームがあってもよかった気がしますが、こちらは自作できないので、周囲の配線をがんばってやりましょう。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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