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マクラーレンMP4/2製作記(39)デカール-2

デカール貼りの第二弾です。蛍光レッドの上に重ねたクリアーが乾燥したので、耐水ペーパーで研ぎ出し、コンパウンドで磨いた上にデカールを貼っていきます。
この翼端板のような平面の場合、エッジの全周にわたってクリアー層の盛り上がりが目立つので、プラ板に貼ったトレカット#1500とバフレックス#2000で研ぎ出し、コンパウンドでざっと磨いて様子を確かめ、波打っている部分を#2000や#3000で整えていきます。
完璧を求め過ぎるとクリアーの層を越えて下地が出てしまいがちなので、深追いは厳禁! 少しくらいの凸凹なら、デカールを貼ってしまえば目立たなくなります。
一方でデカールのないパーツの場合は丁寧に時間をかけて磨く必要があり、この動画では30分かけてリアウイングの左半分を仕上げています。

磨きに使うのはバフレックス#3000とラプロスの#6000、コンパウンドはShowUpのポリッシュとフィニッシュの2種類。傷の位置や深さなどの状態を確認しながら、指先に力を込めず、撫でるように磨くのポイントです。このサイドカウルの向かって左側が5割、右は8割くらいの傷が消えた状態。大事なのは「下地を出さないこと」「完璧を求めないこと」ですね。デカールは例によって透明の余白部分を切り取ってから貼り付けますが、今回はすべてバラバラにし、文字の余白を少しずつ詰めて横幅を調整する必要がありました。赤白の塗り分けラインが前に寄ったせいで、そのままだと白のスペースに収まらないのです。改めて資料を見てみると、Marlboroの右下にある小穴があと1-2ミリ後ろにあるのが正解のようです。これには気づかなかったなぁ。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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