God Dwells in Small Things

ルマンのBMW M1 – 窓とルーバー

前回のエントリーで紹介し忘れたブレーキダクトを塞ぐ半円形のプレート。デカールだけでは味気ないので、0.15mmの洋白板で形状をコピーし、スポイラーに貼り付けます。
単に重ねて貼るだけでは違和感があったので、凹みを彫って半分埋め込むような形をとりました。
次はヒートプレスで自作したFウインドウを切り抜き、窓枠に収まるようにフィッティングします。やり方は色々あると思いますが、僕は240番と400番のサンドペーパーをドライで削るのが性に合ってます。
今回は下辺の余白を少し残し、あとはエッジtoエッジでピッタリ合うように調整しました。画像では全体がたわんでルーフ側に僅かな隙間が空いており、これは両サイドを削って幅を狭めることで解決できます。
実車はガラスを押さえるプレートが3ヶ所あるので、エッチングの小片に穴を開け、0.3mmの洋白線を半田付けしたものを差し込めるようにしました。
リアクオーターの縁取り部分には細かいルーバーがあり、タガネでざっくり彫り直したものの、「仕上がりが黒色ならともかく、ボディと同じ白だから目立つよなぁ」と(笑)
以前、ブガッティT36を作ったときのパーツの余りが使えるか?と思いきや、ルーバーの刻み目がやや広すぎたので、久しぶりにフライス盤を動かしてみます。
真鍮ブロックからシート状に切り出したものを、ボディ側に彫った凹みに収まるように調整し、エポキシ接着剤で取り付けました。
右と左あわせて3〜4日と、まあまあ時間はかかりましたが、満足できる仕上がりになったと思います。

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