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ルマンのBMW M1 – デカールの続き

静岡ホビーショー明けの月曜日です。今回は合同作品展には参加できず、このBMW M1も完成には程遠い状態ですみませんでした。※ 以下、先週分の作業内容のまとめになります。
今回はデカールの余白をできるだけ切り抜き、マークソフターと蒸し綿棒でやんわり押さえながら定着させていく作戦をとりました。
やはり年数が経ったデカールなので、ところどころ破れたり切れたりもしますが、水に漬ける前に写真を撮っておけば、元のレイアウトを参考にできるので便利です。
今回は青い海の部分のデカールと、陸地・道路の部分を分割して作業しました。前回、マスキングで塗り分けたけれど実際に不要だったところは、ラッカー系の溶剤で適宜ふき取っていきます。マークソフターを使うときは、塗膜とデカール裏の隙間に差し入れるようにします。ボディの表面にソフターの水滴が残ったままだと、塗膜やインクが溶けてシミになることもあるので注意しましょう。下の画像のようにデカールがボコボコしてきたタイミングで、綿棒でそっと押さえて曲面に馴染ませます。
余白ギリギリまでカットしたデカールは脆く崩れやすいので、水を張ったボウルの上に浮かべ、下からすくい上げるようにすると、レイアウトが乱れず調整が最小限で済みます。
面積の少ないライン状のデカールは、しっかり定着したかどうか分からないことも多いので、ラッカー溶剤を筆で浸透させて密着を促しました(下地の白がウレタンだから可能な裏技です)。特に筋彫りをまたぐ箇所は要注意!
前述のように切れてしまったデカールの細部は、紛失しないように水に浮かべて保管します。うっかりプラ板の上に並べておくと、少しの風や鼻息ですら飛んで行方不明になってしまうので注意しましょう。
締め切りの1週間前にテールから貼り始め、右リアフェンダー、右ドア、ボンネット、右フロントフェンダー、左フロントフェンダー、ラジエターの導風板まで仕上げたところで時間切れとなりました。
ルマンの会30周年で作った記念の台座に並べてあげたかったですが、まあ仕方ない。預け先から戻ってきたら続きをやりましょう。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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