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アオシマのフェアレディZ (楽プラ)- エンブレムとワイパー

アオシマの楽プラ、S30フェアレディZを大人げなく作る製作記です。今回はボディにモールドされたエンブレムとワイパーを削り取り、別パーツ化する作業になります。
ノーズとリアクォーターにある円形のバッジは、真鍮製の小釘をモーターツールで削って形を整え、マッハ模型のニッケルメッキ液で処理してから付属のシールを貼ります。
貼り付けるときの位置合わせに気を使いますが、ズレた!と思えばやり直しもできるし、アルミっぽい涼やかな質感は金属シールならではの利点ですね。
リアトランクの鍵穴やラジオアンテナは、洋白線と真鍮パイプの組み合わせで作りました。簡単なスケッチで構成を考え、試作品をボディに当ててみて「大きい/小さすぎる」と思ったら、サイズを見直すというやり方です。
鍵穴の差し込み口はレザーソーで横一文字の切り込みを入れてから、真鍮パイプを重ねました。ステンレスエッチングと違って『鋼』だからこんな工作も可能になるわけです。
出来たものを取り付けるとこんな感じです。この時点でバンパーやテールランプのパネルのフィッティングも確認しておきます。
ワイパーは1/32〜35用のエッチングパーツが使えるか?と思いましたが、アーム部分のボリュームが足りないので、洋白角線と帯金を組み合わせて作ることにしました。
ブレードはZモデルのエッチングパーツに幅0.3mmmの帯金を半田付けしたもの。このブレードとアームの接合も半田を使うので、既存の部分は黒パテで保護、コテの熱が伝わらないようにしています。
ボディとウインドウを仮組みし、ブレードが浮かないように角度を調整しました。瞬間接着剤と違って、ある程度動かしても外れないのが半田付けのメリットですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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