God Dwells in Small Things

戦車模型はフィギュアを絡ませるといいらしい-1

先週は思うところあって、II号戦車F型に乗せるフィギュアを作ってました。胴体は2つともタミヤの8輪重装甲車 sd.kfz.232 アフリカ軍団(35297)からスカウト。スカーフで口元を覆った顔はシュタイヤー1500A/アフリカ軍団休息セット(35305)から引っぱってきました。
立位の将校さんの顔と両腕はマーダーIII M(35364)のZランナーから流用し、両肩にはネオジム磁石を仕込んである程度動かせるようにしておきます。足元がやや不安定だったので、ブーツの底をエポキシパテで補正中…。砂漠用の帽子はツバの裏側を透けるくらい薄く削って、流し込み接着剤を多めに塗って軟らかくしてから指先で押して歪ませ、使い込んでヤレた感じに仕上げました。
いきなり本番は怖いので、テスト用にホビーボスのアフリカ軍団戦車兵セットのパーツを準備! 最初に黒サフを吹いてから、服のシワが盛り上がった部分に油彩の白でハイライトを入れました。
クレオスの21番、ミドルストーンにつや消しクリアーを30%混ぜて隠蔽力を落としたものをエアブラシでオーバーコートするとこんな感じ。やや画一的に見えますが、手数の少なさを考えれば十分な仕上がりです。
ちょっと変化をつけてみたくて、ウェザリングカラーのサンディウォッシュとグランドブラウンの混合液を上着にだけ塗ってみました。凹みに溜まった塗料は、乾く前に筆先で吸い取っておきます。
そこから一晩乾かし、油彩の白でドライブラシをかけるとこんな感じ。筆先をよく見ると下地のウェザリングカラーが擦れて落ちちゃってますね。でも、色調の変化と陰影の強調には一定の効果がありそうです。
続いて本番、サンディブラウンとスカイを混ぜたものでオーバーコートして、テストピースよりもブラウン寄りに振ってみました。
顔はアフリカの強い日差しでそこそこ日焼けしているだろうと考え、油彩のマゼンダを鼻先と頬骨にボカシ入れています。
腕のほうも日焼けを意識して、オレンジや黒系でごちゃごちゃとやっていたら、必要以上に汚くなってしまったような…。マジックリンで洗い落として、肌色からやり直そうかと考えています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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