God Dwells in Small Things

戦車模型はフィギュアを絡ませるといいらしい-4

前回のエントリーで気に入らなかったズボンの色味を油彩のタッチアップで変えようと試みましたが、なかなか難しいですね…。
記章類のデカールは面積が小さく、糊だけで貼るのは不可能です。ここはTRONの超強力軟化剤と蒸し綿棒で半ば溶かすように、強引に密着させてしまいましょう。
上着のボタンはMFHの平リベットを使用。頭の部分をヤスると真鍮の地が出るので、黒染め液に浸してから瞬間接着剤で取り付けています。
ここでウェザリングカラーのサンディウォッシュを全体に薄く塗り、余分を筆先で拭き取った後、グランドブラウンをピンウォッシュして陰影を強調しました。
ブーツの皺もB&Wで下地を作り、ミドルストーン+ エアクラフトグレーグリーンを吹いて基本色とします。
つま先とかかとの革部分は油彩のブラウンで塗り分け、黒で細かいシャドウを追加してからいったん乾かし、フラットクリアーでコートしました。
靴紐の塗り分けはモールドのエッジにライトイエローを少しずつ乗せていく感じで、もし描き損じても溶剤(ターペンタイン)を含ませた筆で修正できるから気楽なものです。
小道具の双眼鏡は中央部のモールドをタガネでくり抜き、0.4mmの真鍮パイプを前後に貫通させてディテールアップ!
レンズ部分はモーターツール用のビットを手持ちで回すようにして凹みを作って、UVレジンで自作したレンズを押し込みました。
ここはあえて片手持ちで、両手でしっかりホールドするより動きが感じられてリアルに思えませんか?
フィギュアの固定方法は、細いけど丈夫で曲がりにくいステンレス線を使用。ブーツのつま先も少しだけウェザリングしておくと、車体とよく馴染んでくれるのでお勧めです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
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