God Dwells in Small Things

ミキシングで楽しむタミヤのミリタリーフィギュア-1

アルファロメオのように地味な工作が続くと、「塗装したいなぁ」という渇望が自然と生まれてきて、そんな時に手軽に楽しめるのが1/35のミリタリーフィギュアです。
キットをストレートに作るのもいいけど、パーツを交換してカスタマイズするのも楽しい! 今回は’90年代に発売された『ドイツ戦車兵小休止セット』の中から、大股開きの戦車兵で遊んでみましょう。

ヘッドと両腕はドイツ国防軍 戦車兵セットから、3Dスキャンでリアルに再現されたパーツに換えることで、オリジナルののどかな雰囲気はそのまま、今風の仕上がりを目指します。
このフィギュアと併せて作ろうとしているのがIII号突撃砲B型(with 旧型起動輪)なので、ミニアートの『ドイツ戦車兵 フランス1940(MA35191)』からパンツァーベレーを持ってきました。
小休止セットの下半身は、両脚の接合面を削って腰の幅と足の開き具合を狭めています。上半身は上着の裾の内側をモーターツールで深く彫り込むことで、腰の接合ラインを奥に隠して隙間が目立たないようにしました。
左腕と肩の隙間はエポキシパテで埋め、右腕は服の皺のモールドが干渉しないように削り合わせ、ネオジム磁石を仕込んで自由に動かせるようにしておきます。
肌の塗装はクレオスのサーフェイサー1500に微量の黄色と赤を混ぜたものを下地に吹き、タミヤのピンクブラウンでスミ入れ。完全に乾かしてからシタデルコントラストのSKELETON HORDEを、そのままだと色が濃すぎるのでメディウムで半分に薄めたものをウェットに吹いて乾燥を待ちます。
続いてタミヤエナメルによる味つけ…。
1. 目元と頬骨と下唇とおとがいの中央、耳の上と鼻の頭にクリヤーレッド+つや消しホワイト
2. こめかみとほうれい線、鼻と顎の下にクリヤーブルー+つや消しホワイト

いずれも筆先で塗料を置いた後、溶剤を含ませた別の筆でチョンチョンと撫でるようにぼかして馴染ませました。あまりしつこくやると下地のシタデルの塗膜が崩れてしまうので、短時間でパパっと済ませるのがコツです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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