God Dwells in Small Things

ミキシングで楽しむタミヤのミリタリーフィギュア-4

前回のエントリーで触れたチノモデルのハンドパーツですが、危険だと言ったそばから小指を折りました。破片はどこかへ飛んでしまったので、0.2mmの洋白線を差し込み、シンナーでゆるめに溶いたラッカーパテを少しずつ盛って肉付けします。
フィニッシャーズのグリーンパテは乾燥がめちゃくちゃ早いので、このような修正作業には便利です。手首が薄っぺらく見えたので、製図用のテープを巻いて瞬間接着剤を流して固め、サフを筆塗りしてシャツのカフスを追加しました。
塗装すると手の甲(中手骨)の造形とかリアルすぎて気持ち悪いレベルですが、兵士の手にしては華奢な感じもしますね。胴体のほうは、ラッカーのダークブラウンの上に油彩のバフでドライブラシを重ね、B&W技法の下地とします。
タミヤのヘッドは毛髪と眉毛をライトサンド、ライトグレー、ダークマッド、オーカーで塗り込みました。
面相筆で毛束の流れを意識して色を置く→オドレスシンナーを含ませた別の筆で削るように拭き取る→暗い色で影を描き込む→シンナー筆で修正する作業を繰り返し、もういいやと感じたところで切り上げます。
顔とブーツの先をマスキングし、クレオスのミドルストーンとRML81ブラウンバイオレットを4:6で混ぜたものを薄吹きし、影が不足していると感じた箇所には、ウェザリングカラーのマルチブラックを薄めたものを差しました。
シャツの襟やベルト、バックル類を筆でちまちまと塗り分けていきます。グリーンスタッフワールドのクロームメタルは、ほんの少し塗るだけでもいいアクセントになります。
帽章や肩章のデカールを貼り終えたら、座りポーズのフィギュアと同様にサンディウォッシュでパンツの裾を汚し、表現の過ぎたところは溶剤を含ませた筆先でボカして完成です。
こちら、5月13日(土)と14日(日)にツインメッセ静岡で開催されるモデラーズクラブ合同作品展に参加します。ブースは南館 N221プラスチック・ウォーリアーズです。お立ち寄りの際はぜひ!

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top