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レトロなII号戦車製作記 – 転輪周りの泥汚れ

タミヤのII号戦車の転輪・足回りのウェザリングのまとめです。GSIクレオスのウェザリングペーストなど、これまで使ったことのない材料を用いてハードに汚してみました。
実物は砂地と接触して磨かれ、鈍く光っているだろう…と想像して、ライトグレーをドライブラシした後、メタルカラーのアイアンをエッジに塗って光らせました。
サス周りの砂と泥が混じったような汚れは、ウェザリングペーストに100円ショップで買ったアクリルパウダーを混ぜたものを叩きつけるように塗装。この時点で転輪のゴム部分がぼやけてしまったので、ラッカー筆塗りで側面だけ塗り直しています。
まだ塗装していなかった起動輪と誘導輪、上部転輪に、タミヤアクリルのバフを吹いてからアルコール落とし。乾いた砂色のピグメントをまぶして色味を統一し、濃い茶色のスプラッシュを散らして変化をつけました。あと、記録写真で転輪のリムの周囲が白っぽく写っているのを見て、それもありかなと思い、ウェザリングカラーでアクセントを追加。『作為的な不作為』とでも言いましょうか? ランダムに塗った後に溶剤を含ませた筆でボカすと、それなりに良くなります。
起動輪の歯はメタルカラーのアイアンを含ませた綿棒で擦った後、ペペオのアーチストマーカーのシルバーでちょっとだけ光らせました。
足回りのウェザリングが済んだら、履帯を巻き付けて上部転輪の4ヶ所と流し込み接着剤で固定! その後、車体上部もがっちりと接着し、落ち着くまでしばらく間を置きます。
車体の後方に積む予備転輪は、裏側の隙間にパテを塗り、クレオスのラッカー溶剤を含ませた綿棒でさっと拭き取ってからジャーマングレーで塗装。他の転輪と同じく、タミヤアクリルのバフでアルコール落としを行いました。
こちらはウェザリングカラーのホワイトにサンドイエローを混ぜたものでスプラッシュしています。もし飛ばした斑点が気に入らないようなら、溶剤を含ませた筆で薄く消すように塗り伸ばしてから、2回3回とスプラッシュを重ねればイイ感じになるでしょう。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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