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レトロなII号戦車製作記 – 詰め作業と履帯の塗装

タミヤのII号戦車はようやく塗装工程に突入!と思いきや、まだやるべき作業がいくつか残っていました。たとえばこの装甲バイザーのスリットにはめ込む防弾ガラス。
たしかノギスで寸法を測り、透明ランナーから削り出した記憶がありますが、机のどこを探しても見つからないので、もう1度作ることにします。
表面を2000番のペーパーで仕上げ、クリアーグリーンで塗装しました。ちょっと濃すぎる感じもしますが、車体に組み込むとほぼ見えなくなるのでOKとしましょう。一度はスルーした誘導輪のV字型のリブの厚みですが、やはり気になるのでタガネとナイフでエッジをそぐように削り、薄く見えるように手を入れてみます。
茶色のサフを吹くとこんな感じ。今回、履帯(キャタピラ)の基本色に淡いグリーンを使ってみましたが、ちょっと締まりがない感じの仕上がりだったので、事前に凹部分に影色を落としておくべきでした。足回りの汚れは定番の “アルコール落とし” 。水で薄めたアクリル塗料のバフとレッドブラウンを筆でランダムに塗って、完全に乾かないうちに燃料用アルコールを含ませた筆で洗い落とします。
アルコールが飛んだ後は完全につや消しとなり、モールドの隅に溜まった埃色がリアルです。パステルやピグメントと違って完全に固着するので、手で触っても落ちず、机の上も汚れないというメリットがあります。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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