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タミヤのシムカでトポリーノを作る-17

新型肺炎の影響で、今年の静岡ホビーショー・モデラーズクラブ合同作品展が中止に! 年に一度のお祭りがなくなってしまったのはとても残念ですが、今は力を溜めて次の機会に備えましょう。
画像はフィアット・トポリーノのドアハンドル金具です。縁が盛り上がった長方形が欲しかったので、0.15mmの真鍮線を型にぐるぐる巻きつけてからカットし、1mm幅の洋白帯金の上に乗せて半田で一体化しました。
金属用のニッパーで余分をカットし、角をトリミングしてからリベットを通す穴を開け、またもや半田で一体化!
ちなみにこういった細かい金属パーツを加工する時は、瞬間接着剤でプラ棒やプラ板に仮止めすると作業がやりやすいです。
ドアのリリースレバーは、0.3mm幅の帯金の先端にV字の溝を刻み、リベットのネックが収まるようにテープで仮止めしてから半田付けしました。
リベットの頭を残して余分を整形し、ドア内に取り付けるとこんな感じ。長方形の枠の中はつや消し黒で塗ってあります。
さて、前回のエントリーで”最後の難関”と言っていた幌のフレームです。作るのは面倒ですが、資料をよく見て形状を単純化すれば出来ないこともない…かな? まずは0.3mm厚の真鍮帯金を幌よりも短めに切り揃えて、等間隔に5ヶ所の穴を開けます。
フレームとボディをつなぐ支柱(アーム)として、0.35mmの洋白線を両端に半田付けしました。コツはブルタックやテープを使って位置決めをしっかりやること、あとは回数をこなして慣れることです。
フレームをひっくり返してプラパーツにリベットで止めると、半田付けした箇所が浮き上がってしまったので、両方を削り合わせてぴったり合うように調整しました。アームの先端は左右で長さを切り揃え、少しだけ上方にカーブさせています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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