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タミヤのシムカでトポリーノを作る-18

タミヤのシムカ5改造のフィアット・トポリーノは、幌フレームの仕上げと全体の組み立てです。洋白線のアームのジョイント部分は、先端を平たく潰してから0.3mmの真鍮リベットを通す穴を開けました。
リベットを半田付けした後、1/43のサスペンション用のエッチングを加工したパーツを介してボディに取り付けます。使ったのは台湾製の瞬間接着剤『ワンパンチ』で、適度な粘性と硬化スピード、そして抜群の強度! 輸入元のオートモデリGTの川口さんが「ボク、これ無しでは模型作れません」と絶賛するだけのことはあります。
容量が20gと多めなので「使い切れないうちに経年劣化してしまうのでは?」と心配になりますが、ボトルの形状が同じWAVEの黒瞬着が3年近く経っても大丈夫なので、まぁ問題は無いかなと思っています。
実車ではフレームの中央に引き手のあるものが多いので、0.3mmの洋白線を曲げたものを追加しました。凸型のシンプルな形状ですが、曲げてみると大きすぎたり左右対象にならなかったりと、なかなか難しいものです。
幌の本体はライトグリーン(クレオスNo.364)を吹き、ウェザリングカラーでウォッシング。フレームとリベットは黒染めで鉄色にしてから瞬間接着剤で組み上げました。
幌をボディに取り付けてから、濃すぎたウェザリングカラーを溶剤を含ませた筆で拭き取り、色のバランスを調整しています。
全体の組み立て作業では、シャシーの後端とスペアタイヤのパーツの内側が干渉してフィット感が今ひとつでした。干渉部を確かめる方法としてつや消しのジャーマングレーを塗り、当たって擦れてつやが出ている箇所をガリガリ削って調整しています。あと、以前から気になっていたリアフェンダーの内側に鉛製のソフトワイヤーを接着し、ボディとの隙間を埋めて内外から漏れ出る光をカット。これで車両のほうはとりあえず完成としますが、フィギュアを絡めたジオラマは、P4/5が完成した後に取り組む予定です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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