God Dwells in Small Things

タミヤのシムカでトポリーノを作る-16

なんとか2月末までに完成させたい『砂漠のトポリーノ』ですが、現状ではまだ細々としたパーツがいくつか残っています。このAピラー根元の機械式の方向指示器もその一つです。
実車はカバーの中に隠れた腕木がピョコンと飛び出す仕組みになっているので、とりあえずそのカバーを0.1mm厚の洋白帯金を曲げたもので作ってみました。高さのほうは上側の脚部分をもう少し削って調整する必要があります。
脚の高さの調整が終わったところで、ダッシュボードやステップと一緒にラッカー系のサンドイエロー(No.24+44)で塗装しました。
次にフロントウインドウのゴム枠部分の塗り分け。簡単に済ませるなら油性マーカーを使う手もありますが、やはりエアブラシで塗りたい! でもパーツの凸モールドに合わせてマスキングテープを貼るのは難しそうだったので、別の手を…。0.15mmの洋白板でモールドの内側にすっぽり収まる型紙を作り、指で押さえてズレないように注意深くジャーマングレーを吹きました。テープを使うと剥がした時のエッジのケバ立ちが目立つこともありますが、それも無くイイ感じに仕上がったようです。
塗装の済んだダッシュボードにスイッチ類を取り付けていきます。メーターの文字盤は、飛行機用のデカールの表面に透明テープを貼ってから、エッジを尖らせた真鍮パイプで打ち抜いたものを使用しました。

仕上げにウェザリングカラーのグランドブラウンで茶色味を強めて完成です。ちなみにキーホルダーは前々作のくろがね四起と同様、0.1mmの洋白線を丸めたリングと帯板からひねり出しました。
最後の難関は、この折りたたまれた状態の幌と車内とをつなぐフレームをどう作るか?… ですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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