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マクラーレンMP4/2製作記(35)マルボロカラー

ビーマックス/アオシマのMP4/2は、最重要課題であるマルボロカラーの塗り分けです。手が切れるようなシャープなエッジが欲しかったので、テープの代わりに画材用のマスキングフィルムを細切りにしたものを使いました。
マルボロの山の角度は、キットにモールドされていた凸ラインよりも深めに取っています。風防の先端から山の頂点まで、距離にして5mmほど短くしました。
蛍光レッド(171)は透けやすいので、下地にクレオスのシャインレッド(71)を薄吹きした後、ラピッドシンナーの希釈多めでやや遠距離から、セミウェットで2回ほど吹き重ねました。
指触乾燥後にマスキングを外し、さらに半日置いてから4000番のスポンジやすりを軽く当てて、エッジに盛り上がっていた微細な塗膜の塊を削り落としています。
リアカウルの塗り分けラインを見極めようと資料を見ていたら、コークボトルのショルダーラインが角張りすぎていることが判明! まだギリギリ直せるタイミングだったので、ナイフとスティックやすりで削って丸味を強調しました。
周囲に飛沫が散らないようにマスキングし、サフを吹いて磨いて白を吹いて馴染ませて…と、手間こそかかりましたが、思い切って修正して良かったです。
冒頭で使ったブルーのマスキングフィルムは凹凸のある面には密着しにくいで、ここはメタルックの細切りを使ってみましょう。あらかじめテープで反対側のラインを引いておけば、それに沿わせるだけなので位置決めがしやすくなります。
エアブラシの飛沫はどこから侵入してくるか予測不可能なので、インテークやダクトの裏側などマスキングゾルで念入りに塞いでから塗装しました。
仕上がりはこんな感じ。クレオスの蛍光レッドは経年変化にも強いそうですが、表面は完全なつや消しなので、デカールを貼る前のクリアーコートは必須です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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