God Dwells in Small Things

ファインモールドのF-4EJ改の製作記-2 尾翼の段差とピトー管

ファインモールドのファントムはバリエーション展開の都合で、垂直尾翼が2ピース構成となっています。
そのまま組むと左側面が0.2mmほど浮き上がるので、内側の受け段差を彫刻刀で削り込んで表面が面一になるように調整しました。
「これでよし!」とエポキシ接着剤で左右を貼り合わせ、しばらくして確かめると、逆に左側面パーツの落ち込みが出てしまいました。おかしいな、ちょっと削り過ぎちゃったかな?
幸いなことにエポキシは完全硬化まで猶予があるので、胴体への取り付けダボから貼り合わせた面に向けて虫ピンを突っ込み、針先をゆっくりと奥に進めて浮き具合を増やすことで修正できました。
組み立て説明書には「サーフェイサーの使用はうんぬん…」と記載がありましたが、仕上がりを確かめたかったのと透け防止の意味も込めて、クレオスの瓶サフをエアブラシで吹いています。
方向舵のエッジは最初から薄めの仕上がりですが、Youtube動画などに登場するファントムはもっとキンキンに尖ったイメージがあるので、デザインナイフと超硬スクレイパーで限界まで攻めてみました。
前縁の衝突防止灯もアイキャッチのポイントなので、モールドに沿ってナイフとヤスリで凹みを作り、伸ばしランナーを接着して透明化を計ります。
その直上のピトー管は直径0.5mmの真鍮パイプです。尾翼前縁のセンターを捉えて穴を開けるのは難しいですが、最初に針ヤスリを真横に引いて平らな面を作り、針先で突いてドリルの刃が確実に立つように準備しておくのがコツです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top