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ファインモールドのF-4EJ改の製作記-3 コクピット計器板

ものの勢いで垂直尾翼から弄り始めてしまったファントムですが、やはり説明書通りにコクピットから始めたほうが良かろうということで、サイドコンソールを接着してパテで継ぎ目を処理します。
あとで分かったことですが、このパネル4枚の接着位置はなるべく内寄りに取り付けること。少しでも外にハミ出すと、胴体パーツに組み込む際に干渉して修正が必要になるので注意が必要です。
説明書の指定色とは異なりますが、手持ちのエアクラフトグレーで全体を塗装してから、デカールを貼っていきます。
キットのデカールは高品質で扱いやすく、軟化剤を使えばモールドの凹凸にもよく馴染んでくれました。あ、面倒でもユニットごとに切り分けてから貼るといいです。
操縦桿の細かいボタンなども筆で塗り分け、軽くウェザリングしたフロアーに接着します。
後席パネルの裏側にはメーターの凸モールドがありますが、一部にヒケが目立ったので黒サフを筆塗りし、乾くのを待ってから整形。配線用の穴をドリルで開ける場合、間違っても表面に突き抜けないように注意が必要ですw前席の後方を塞ぐパネル(A11)には少しだけディテールを追加しました。配線をまとめる穴を2つ開け、伸ばしランナーでリブを付け足し、針先で突いてリベットを表現します。
塗装はまず全体を黒く塗り、メーター部分をマスキングしてからエアクラフトグレーを吹きました。
配線に使った素材は極細のはんだ線とマイクロスケールの黒リード線。最初に黒いワンパンチ接着剤でメーター裏に取り付けてから、1本ずつ行き先を決めました。
キャノピー開閉のアクチュエーターは基部(シリンダー)だけを残し、アーム部分は0.45mmの真鍮線をはんだメッキしたものに、1/43のサスアーム用エッチングパーツを組み合わせます。
シリンダーの側面にはメッシュホース接続用として0.4mmの真鍮パイプを差しました。
後席用のシリンダーも同様に切り取り、エアクラフトグレーで塗装してからコクピットに取り付けます。
後席の配線をどこまで追加すればいいか?悩ましいところです。胴体パーツと接合部に隙間が空いてしまったので、プラ板を細く切ったリブを追加して目立たなくしました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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