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P4/5製作記20-ボディの研ぎ&磨き

X3modelのP4/5のボディの磨き作業のまとめです。ラッカークリアーでコートしてから1ヶ月以上経っているので乾燥は十分! いつも以上にサクサクと磨くことができました。
最初の研ぎ出しに使うのは、こちらのトレカットとバフレックス。通常の耐水サンドペーパーに比べて研磨粒子が均一なので、磨きキズが深くならず、コンパウンドに移行してからの作業効率が向上! より早く光沢が出るようになりります。
またシートの裏側にノリがついているので、当て木を使う際にわざわざ両面テープを切らなくていい。バフレックスのほうは柔軟性もあるので、スポンジブロックに貼って使うと、曲面に追従してムラなく研ぐことができる優れものです。
では実際にノーズの1面を研いでみましょう。最初にトレカットのピンク(1500番相当)でクリアーの塗膜の凹凸を平らに削り、バフレックスのグリーン(2000番相当)とラプロス(8000番)で表面を軽くなでるように均していきます。このとき研磨面に白い削り粉がこびり付いた状態では、かえって塗膜に余計なキズをつけることになるので注意が必要です。特にラプロスは目詰まりしやすいので、中性洗剤を1-2滴加えた水で研ぐようにして、それでも白いカスが残ってしまう場合は、早めに新しいものに交換するようにしています。
続いてコンパウンド、量はこれくらいたっぷり目に使いましょう。指先にはあまり力を入れず、磨いているうちにコンパウンドがだんだん減ってくるので、乾く前に水洗いして表面の状態を確かめます。
どうでしょう? まだまだ研ぎキズが残っているので、綿棒を新しいものに変えてコンパウンド磨きを続けます。ルーペでキズの方向を確かめ、そのキズと直角に交わる方向に綿棒を動かすと効率が良いです。
また水洗いした後、コンパウンドを濃色用の超微粒子タイプに変えて更に磨き込みます。だいたいこの画像の状態まで持ってくるのに、40-50分はかかっていると思います。ムキになって1回で終わらせようとせず、気になるところは後日あらためて磨き直すといった工程の工夫もアリです。このように磨きにくいエッジの谷の部分は、タミヤやクレオスから発売されている先の尖った綿棒を使っています。が、通常の綿棒よりも固く締まっているため、作業中に力余ってキズが残りやすいので、コンパウンドはより多めに含ませ、やんわり磨くようにしましょう。

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