God Dwells in Small Things

タミヤのシムカでトポリーノを作る-10

えーと、えーと、ジオラマのレイアウトとフィギュアは完成したんですが、トポリーノ本体についてはどこまで進んだんでしたっけ?
とりあえずフロントをジャッキアップすると前輪の荷重は抜け、車軸の位置もそれなりに下がるので、新たにキットを購入してシャシーをもう1セット作りました。
その際、ロワーアームの角度を曲げてアッパーの接着位置をずらし、タイヤとフェンダーの隙間が空くように変更しています。フロアとデフ、ドライブシャフトは同じ黒系でもつやの度合いを変えて塗ってみましたが、後々のウェザリングでほぼ判別できなくなることでしょう。チャコールグレーのサフで内外装を整えてから、ドアの内張りをフラットブラウンで塗装。フロアの一部をマスキングして、ライフカラーの水性アクリル塗料をブレンドしたサンドイエローを吹き重ねます。
ライフカラーなんて珍しい塗料をなぜ使ったかというと、こちらの本に載っていたヘアスプレー剥がしをやってみたかったから…。でも実際に試してみると、水を含ませた筆で何度こすってもアクリルの塗膜は剥がれてくれません。
頭にきて消毒用のエタノールを使ってみると、さすがにボロボロと落ちるように剥がれます。でも理想を言うなら、もう少し控えめに落ちてくれると良いなぁ。
リアのラゲッジスペースもご覧の有様。これだと剥がれるタッチが大きすぎてスケール感に欠けるので、リカバリーでいつものアルコール落としを重ねて行いました。
ラッカー系のクリアーで1回コートしてそれまでの塗膜を保護し、タミヤアクリルのバフを薄っすらと重ねた後に燃料用のアルコールで洗い流すという技法です。これを行うと全面がつや消しになるので、茶系のエナメル塗料の飛沫をエアブラシで飛ばして油染みのようなアクセントを入れています。
この剥がし塗装をいきなり本番のボディに試すのは怖いなぁと思ったので、スペアのボディを使って練習! スプレーを吹く量やサンドイエローを剥がすタイミングなど、意識して色々と試してみましたが難しいですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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