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タミヤのシムカでトポリーノを作る-11

前回のエントリーに引き続き、ヘアスプレー技法による剥がし塗装の試行錯誤です。本番用のボディはイタリア軍の車両っぽいグリーンを下塗りしましたが、何が正解なのか正直わからなくなってしまったので、余っていた戦車の砲塔で思い切り試してみました。
ヘアスプレーは遠目から薄く1-2回に分けて吹き付けること、上に塗るサンドイエローも下地が透けるか透けないかぐらいの薄さで、厚すぎるとごっそり剥がれる確率が高まる。それ以上に大事なのが下地の状態で、ある程度ザラついていたほうが上手くいく感じです。
以上の条件を踏まえて、本番用のボディにメタルカラーのアイアン、そしてスモーククリアを砂吹きしてからヘアスプレー技法をやってみました。
結果は大失敗! ご覧のようにごっそり剥がれてしまいました。いつもの塗装の癖で、サンドイエローを厚塗りし過ぎたのが原因です。
それでもなんとなく手応えというか感じは掴めたので、15分ほど水に浸して塗膜をふやかし、全体をキレイに剥がしてから2回目に臨みました。
今度は下地が透けるぐらいで塗るのを止めましたが、なんとも難しい…。ちなみにアクリル塗料は瓶の中でダマになりやすいので、エアブラシに注ぐ際は必ずストレーナーで漉してから使うようにして下さい。
どうでしょう? わりとイイ感じじゃありませんか? ドアのエッジなどピンポイントで剥がしたいところは、筆で擦るより爪楊枝の先で引っかいたほうがコントロールしやすいです。
それでもつい攻め過ぎてごそっと剥がれてしまったところもありますが、あとでサンドイエローをスポンジに含ませてタッチアップすればリカバリーできるよと教えて頂きました。ありがとうございます!また、アクリル塗料は時間の経過とともに固まって剥がれにくくなるので、剥がしの作業はなるべく早く行わなくちゃ…と思い込んでいましたが、爪楊枝を使った作業であれば1日2日ぐらいなら余裕を持って行うことができました。
サンドイエローが薄くなっているところは水をつけずにスポンジやすりで擦って、下地のグリーンを露出させたりもしています。あとはボディの下半分に砂埃のウェザリングを加えればOKかな?

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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