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スーペリアモデルの250GTOのリペイント-15

スーペリアモデルの250GTOの製作記、今回はボディの仕上げ磨きとノーズの跳ね馬バッジの自作です。まずは磨き作業を終えたトランクフードのヒンジを仮止めして、うまく可動するかどうかを確かめます。
あまり見せたくない裏面はこんな感じ(笑) 窓ガラスや内装と干渉しないように、ヒンジの前端部分はもう少し削ったほうが良さげです。
4-5日ほど間を置いて、改めてボディを眺めてみると、表面にうっすらと残る研磨キズが気になったので、3Mの『ウルトラフィニッシュ5989』を取り寄せ、やんわり磨き直しました。
さすが濃色最終仕上げ剤と名打つだけあって、ごらんのように濡れたような艶が出ますが、コンパウンドの溶剤(水分?)が揮発してゲル化すると、とたんに性能が落ちて使い辛くなるので、扱いには少々コツが要ります。
綿棒で磨く場合は多めに含ませ、ほんのわずかの圧力だけでゆっくり動かします。先に含ませたコンパウンドが乾いてきたら、それ以上は無理に磨かないこと。かえって余計な磨きキズを増やしかねません。
ボンネットの周囲部分は細かい凹凸が消しきれておらず、もう一度バフレックスで研ぎ出しました。
ボンネット自体も部分的にバフレックスに戻って平面出しが必要でした。あまりこだわりすぎるとクリアーの塗膜を削りすぎて下地が出るので、止めどきの判断が難しいですね。
ノーズの跳ね馬のエンブレムは、さかつうの洋白帯金(幅0.8mm、厚さ0.1mm)の上にデカールを貼り、立体的に仕立ててみました。
デカールが剥がれないようにトロンのタイヤ用軟化剤で、半ば溶かすように定着させます。この後クリアーを吹けば完成です。

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 2 )
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  1. ウルトラフィニッシュ気になってたんですが、高いので躊躇してました。
    濡れたようなツヤと言われると欲しくなります。
    板金用のアイテムは43だと10年は持ちそうな容量なのがネックですよね。

  2. ウルトラフィニッシュは良いですよ。おすすめです!

    ただ、スリーエムのコンパウンドは2-3年で劣化が始まるようです。
    だんだん水分が飛んでゲル状になってくると、うまく磨けなくなる
    のでご注意ください。

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