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スーペリアモデルの250GTOのリペイント-16

ツイッター上で先行しているスーペリアモデルのフェラーリ250GTOのまとめ記事です。今回はボンネットと窓ガラスの取り付け作業を紹介します。
ボンネット先端のヒンジの受け金具は、洋白帯金をU字に曲げたもので可動軸を包み、プライヤーで押しつぶした後に半田で固めました。ボディとの接合面は帯板の厚み半分まで削って、ヒンジの可動軸がなるべく表側に近くなるようにします。
表側からテープで仮止めし、ボディの開口部とのクリアランスが均等になっているかどうかを確認して…
WAVEの黒い瞬間接着剤で帯金とボディを固定しました。もちろん接着面の塗装は事前に剥がし、金属の地を露出させておきましょう。
ボンネットを目一杯、開いた状態がこちら。ヒンジが若干緩くて「パタン!」と閉まる勢いが強いので、なにか対策を考えないといけません。
リアウインドウは1時間ぐらいあちこちを削って調整した末、開口部にぴったり収まってくれました。固定はセメダインの模型用ハイグレードに水を1-2滴加えて薄めたものを、隙間に筆で流し込むようにしています。

この接着剤は空気に触れると2-3分で乾き始め、完全に硬化すると2液のエポキシ並みの強度で、ちょっとやそっとでは剥がれなくなります。もし接着をミスしたり、余計にはみ出した場合は、すぐに水を含ませた綿棒で拭き取るようにすればOK! 下地の塗膜も侵さないので、ミラーやエンブレム、ワイパーなどの小物パーツの接着にも向いていると思います。
フロントウインドウは調整なしであっさり入って拍子抜けです(笑) ただ、バキュームパーツの断面の白さが目立ったので、黒の油性マジックでタッチアップしました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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