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エアフィックスのP-51Dムスタング – 10週目(主翼の仕上げ)

今年の1月にムスタングを作り始めてからすでに半年! クローム塗料や水性クリアーの実験的な要素もあって長引きましたが、ようやく完成が見えてきたので嬉しい限りです。
主翼下面の識別用ストライプは白から塗っていきます。ここは色が乗る程度の薄吹きでOKなんですが、いつもの癖でベタっと厚く吹いてしまい、マスキングを剥がした後の塗膜の段差処理に苦労しました。
塗り分けラインもよれよれになってしまったので、次はテープの代わりにメタルックでマスキングし、黒(ダークグレー)を吹いてみます。
薄いアルミ箔をナイフで切っているから、エッジはシャープそのもの! 塗り分けラインもカチッとした仕上がりですが、アルミ箔を貼るときの扱いが難しいので「ここぞ!」という場面にしか使えません。
主翼の上面はストライプ1本だけなので楽勝!と思いきや、後処理に使ったコンパウンドの油分が水性クリアーでコートした塗膜を侵してしまったようで、下地のグレーが顔を出しています。
仕方がないので黒い部分を逆マスクして、AKインタラクティブのエクストリームメタルのポリッシュドアルミを吹いてリカバリー。その隣の補助翼にも同じポリッシュドアルミを軽めに吹きました。
ちょっと順番が前後しますが、主翼付け根のウォークウェイはクレオスのジャーマングレーに、アルテコSSPのマイクロビーズパウダーを2さじほど混ぜて凹凸感を増してます。デカールを貼る直前に主翼全体を眺めていて、機銃パネルの色味が強すぎると感じたので、AKのホワイトアルミをサッと吹き付けてトーンを抑えました。
国籍マークはエアフィックスのキットに付属のもの(カルトグラフ製)で、マークソフターとの相性もよく、筋彫りへの追従性も良好です。
黒ストライプにかかる赤い丸印もデカールで処理。直径1.7mmの真鍮パイプをポンチ替わりに打ち抜いて、ソフターと蒸し綿棒でモールドの底に落とし込むように貼りました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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