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hpiストラトスで初期型ロードバージョンを作る-5

hpiのランチアストラトスの初期型ロードバージョンのディテールアップで、「作るのがおっくうなパーツをどう片付けるか?」 脳をダマしてその気にさせる方法をご紹介します。この手の作業が苦にならない方、抵抗感なくスイスイ作れてしまう人は笑って読み飛ばしてください。
まずは夜、寝る前に、「明日は細かいパーツを作るぞ!」と心の中で宣言します。できればやることのリストに書き入れたり、付箋にメモして机の前に貼っておくとなお良し、です。さらに必要な工具と材料を見つくろって準備しておけば、翌日になって机の前に座ったときの”心の抵抗感”が減ります。
リアカウルの左右にあるエアインテークの異物混入防止のネットは、材料にステンレス製のメッシュを使います。硬いのでエッジを折り込む加工がやりにくそうですが、プラ棒で雄型を作ってプレスすることで、とりあえず折り込みのきっかけは作れました。あとはフラットノーズプライヤーで曲げる角度を調整しつつ、不要箇所を金工用のハサミで切り落とします。そこからカウルへのフィッティングは時間のかかる作業なので、1日で終わらせようとしないこと。あえて中途半端な状態で手を止め、翌日に続きをやるようにすれば、人間とは不思議なもので、必ず続きをやりたくなるのです(笑)カウルへの取り付けは5分硬化型のエポキシで、内側へ折り込んだエッジに接着剤を付けます。位置決めがシビアなので、焦らず片側ずつ作業しました。アルミ製のフューエルキャップは’74年のマルボロカラーを作ったときの余りパーツです。
前後のカウル止めの金具は、Zmodelのエッチングパーツの表面に半田を盛って立体感を出したものです。セミグロスブラックで塗った後、一部の塗膜を削り取って金属の地を露出させています。
ボディに取り付けるとこんな感じです。カウル止めは良いとして、車高が低すぎてホイールアーチの隙間がないのが残念ですね。あとで車軸を固定する際に調整しないとね…。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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