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hpiストラトスで初期型ロードバージョンを作る-7

hpiのランチアストラトスのインテリアはオールプラスチック製、ディテールもたいへん良好ですが、とりあえずダッシュボード上の送風口は目立つので、マルボロと同様に作り直すことにします。
材料は直径1.6mmの真鍮パイプと、その外周に合うように巻いた0.2mmの真鍮リングです。中の2枚の整流板は、1.2mm幅の帯金の先端を半円形に丸めたものを差し込みました。
加工を終えたパーツをそれぞれ黒染め液に浸し、赤茶けたツヤ有りの鉄色に仕上げてから、黒い瞬間接着剤で組み立てました。ダッシュボード本体はつや消しの明るいグレーで塗っています。
ドアの内張りも同じつや消しのグレーですが、黒いスライド部分をマスキングで塗り残すことで変化をつけました。
ステアリングは三角ヤスリの先でパーティングラインを削った後、3Mのスポンジヤスリで磨いてツヤを戻しています。意外と目立つポストのレバーは、0.4mmの洋白線の先を潰したもので追加しました。
インパネのメーターリングは太すぎてデカールの収まりが悪そうだったので、モールドの内縁より少しだけ大きなビットを当てがい、左右にそろりと回転させながら浅彫りし、直径を拡げています。
市販車タイプのストラトスはパネルのみシルバーなので、マスキングゾルを爪楊枝の先で黒く残す部分に盛ってから、GSIクレオスの8番を軽く吹き付けました。
メーターのデカールは尖らせた真鍮パイプで円形に打ち抜き、リングのモールドに合わせてマークソフターでしっかり定着させます。
シートはやや黄色っぽいライトブラウンで塗り直し、ダークグレーで墨入れしましたが、いざ組んでウインドウ越しに覗いてみると、その努力が報われない感じがしますね(笑)

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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