大工仕事が得意だった祖父から伝え聞いた言葉に「段取り八分で腕一分」というのがあって、段取りさえきちんと準備しておけば、仕事というものは8割がた上手くいく。残りの1割はウデで、あとは運‥というのが口癖だったとか。
模型作りも段取りが大事なのは言うまでもなくて、下地をいかに整えておくかで塗装の仕上がりも違ってきますし、塗装の厚みを見越して透明パーツは若干ゆるめにフィッティングしておくとか、先を見越して起こり得るトラブルに対応できるように準備しておくと、事の運びがずいぶんと楽になります。
ウインドウやライトカバーといった透明パーツも、サフを吹いたこの時点でフィッティングを済ませておけば、最終組み立て時には簡単な微調整で済み、リズム良く完成に持ち込めるでしょう。
ワイパーの仮組みにしても、「塗装が全部終わってからでもいいや‥」と呑気に構えていると痛い目にあうことが多いです。今回はエッチングの折り曲げ用に溝が足りなかったので、薄いダイヤモンドディスクで細い筋を1本刻みました。
ワイパーはボディ側の取り付け穴も含めて、しっかりチェックしておきます。全長が長過ぎて窓からはみ出す場合は、取り付け穴を移動させるか、固定用の軸をズラすかで対応しましょう。
最後にボンネット上の熱抜きルーバーを裏側から接着し、微妙に空いた隙間には溶きパテを流し込んで一晩寝かせました。次は白塗装の予定です。
段取り八分で腕一分、あとは運(笑)
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ようやく、模型のボディーにサフェ(缶スプレーで)を吹き始めました。
自分の場合、「段取り二分で残りは運」ですから。
おじいさんの言っている事わかります。
デザインの仕事も7、8割がアイデアや段取りで実際の形にして行く作業は2、3割です。
どうも模型は子供の頃から完成を急ぐクセは直ってません!「わかっちゃいるけど〜♪」です(笑)