God Dwells in Small Things

Ferrari 312T2, again-8

本日の朝9時、F1モデリングの原稿をようやく書き終えました。ブログと違って訂正できませんので(笑) エディタの画面上で推敲を繰り返し、メールで送信する前にプリントアウトして最終チェック。そこから全面的に書き直すこともよくある話で、今回もかなりの難産でしたねー。雑誌のほうは7月の第3週あたりに発売予定なので、見かけたらぜひお手に取ってご覧下さい。

メイクアップの312T2は、サイドポンツーンのエアアウトレットの一部を洋白板で置き換え、見た目の向上と共に強度アップを計ります。昔、Scalaさんの製作記で見つけた方法です。

I replaced the thin edge of the radiator outlet with a 0.2mm nickel silver plate.

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まずは0.2mmの洋白板を、真鍮の天板のラインとピッタリ合うように削り合わせてから‥。

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キットのメタルパーツの該当部分を切り取り、先ほどの洋白板を乗せて半田で固定しました。

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余分な半田を削り取るとこんな感じ。昔の作品ではエッジを斜めに削って薄く見せていましたが、まぁ、こっちのほうが強度の点では安心できますよね。

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反対側も同じように洋白板を取り付けました。ちなみにここで使ったのは25Wの半田コテです。

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実車はエッジの部分に”返り”があるので、0.3mmの真鍮線を短く切ったものを半田で追加しました。※ここは15Wのコテを使っています。

明日に続きます。

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 4 )
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  1. 20Wと15Wだと低温ハンダを使っているんですか?
    融点が185℃のハンダだと、やっぱり20wで十分ですかね・・・
    いつも30wのハンダゴテなので、熱が伝わらない気がして。

    • 低温半田は経験上、ラッカーパテのようにヒケるので、そうなっても
      OKなところにしか使いません。

      熱の伝わり方は、コテ先の形状にもよると思いますよ。

  2. 自分の持っている20Wと30wのコテ先は細いんですよ。
    今度、ホームセンターに行く時があれば探してみようかなと思っています。

    • 15W程度のコテがあれば、先日のタイロッドやミラーのような、細かいメタルパーツが相手でも、溶かすこと無く半田付けが可能になると思います。仮にあの作業を25Wでやれ!と言われても、たぶん出来ません(笑)

      今回の画像2枚目、4枚目で使っている半田は、ノブさんの半田の融点と同じく185度前後のものです。半田付けする部位がパーツのエッジ、つまり熱が逃げにくいところなので、使うコテは25Wのものでじゅうぶん間に合いました。

      これがハコ車のボディなど、熱がどんどん逃げてしまうものが対象になると、50Wとか80Wとかハイパワーのものが必要になってくるわけです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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