God Dwells in Small Things

楽プラのカウンタックをイジる

楽プラのカウンタックLP400のエンジンフードの追加工作です。側面にある熱抜きの窓にエッチングのメッシュを入れたかったので、まずはその外周をニードルで筋彫ります。
続いてくさび形のタガネ、さらに幅0.7mmのタガネで溝の幅を徐々に広げて、メッシュを受け止めるノリシロ部分が完成。あとはそのノリシロを残す感じで、グレーの不要部分をドリルとモーターツールで抜きました。
エッチングのメッシュはエッジを整形する際に曲がったり折れたりしやすいので、最初に洋白板で型紙を作り、これにエッチングを重ねて瞬間接着剤で固め、はみ出た余計な部分をサンドペーパーで削るようにするといいです。
塗装はGSIクレオス・アクリジョンの黒に、ベースブラックをほんの少し加えたもので、薄め液の比率はメーカー推奨よりも薄く、1対1くらい。金属用のプライマーなしでも頑丈に食いつくのが利点です。
続いてワイパー部分の改修ですが、とりあえずウインドウにモールドされている凸部分をきれいに削り落とし、サンドペーパーとコンパウンドで磨いて透明度を復活させます。
ワイパー基部の切り欠きにはキットのランナーのタグ部分を黒瞬着で取り付け、サンドペーパーの240→400→800の順に仕上げてからサーフェイサーを部分吹きしました。ネコパブリッシングから発売中の『COUNTACH LEGENDS』と一緒に記念撮影!
こちらのMOOK、プロトタイプの黄色いLP500からウルフカウンタックの1号車と3号車、謎めいた黒のLP500RやJCGTを走ったレインXに至るまで、もちろん楽プラを作る際に参考資料としても大いに役立つ一冊です。ドア下のパーツですが、取り付けと面の繋がりを確実にするため、0.6mmの真鍮線を3ヶ所に通して抜き差し可能な構成に改めます。
真鍮線(ピン)を通す穴を上下でシンクロさせるには、ドア下に開ける穴をピンの直径よりもルーズに、ボディ側はタイトに開けてて、ルーズな穴には高粘度の瞬間接着剤を1/3ほど満たしてピンを差し込み、パーツを正しく合体させた状態で硬化を待つと上手くいきます。

Leave a reply

*
DigiPress

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top