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Re:タメオの500F2(5)コクピットの組み立て

タメオの500F2の製作記です。XやFBなどのSNSには現在進行形で書いて、こちらのブログは後から読み返しても詳しく分かるように素材やサイズなどを明記しています。
メーターリングは0.2mmの洋白線をドリルの芯に巻き付けてリング状に整形したものを、シルバーで塗装したエッチングパネルの上に接着しています。
接着はリングの裏面に3Dプリント用のレジンを塗り、パネルに開いた穴に合わせて位置を調整、紫外線ランプを当てて硬化させています。
エッチングのバルクヘッドや床板、フロアトンネルもシルバーグレーを薄く吹いて質感を揃えました。ステアリングは166UOVOを作った時のスペアパーツで、センターに跳ね馬のデカールを貼っています。
リアブレーキのレバーや燃料ポンプの配管などは、底板を取り付ける前に済ませておきましょう。
リアサスやトランスアクスルのパーツもメタルの鋳造肌を整え、ミッチャクロンを吹いた後にシルバー、ブラック、ライトグレーで塗り分けます。
ウェザリングカラーで墨入れした後、瞬間接着剤でフレームに固定。接合面の塗膜はタガネやナイフで剥がしておくと、強度的にも安心です。
燃料ポンプに取り付けるプーリー状のエッチングが見つからず、代わりに旋盤でアルミ棒から削り出し、黒染めした洋白帯金(0.3mm幅)を巻いたものを用意しました。
プーリーの穴に30分硬化のエポキシを付け、フロアトンネルの隙間から所定の位置にスライドさせ、ポンプの軸をエッチング越しでプーリーの穴に通すという、なんとも複雑な固定方法でした。上手くできたのは奇跡に近いです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
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