God Dwells in Small Things

タメオの500F2- 瑣末なディテールアップ

前回のエントリーで書き忘れましたが、リアサスのドライブシャフトを差し込む部分は、黒マジックで印をつけた凸部が邪魔になるので削り取っておきましょう。
ついでにシャフトを1.2mmの洋白線で置き換えて、うっすら黒染めしてあげるとイイ感じに..。完成後のコクピットからもチラ見えするはずなので、やっておいて損はないです。
サイドミラーは差し込み用のステイを洋白線に差し替え、2枚重ねの洋白板をモーターツールで回しながら削って鏡面を作りました。
仮止めしていたハンダを溶かして1枚ずつにバラし、研磨用のフィルム(#4000→#8000→#10000)に指ごと押しつけるように磨きます。
エッチングのペダルの踏面は、ランナーから切り離す前に半田付けすれば効率的かつ強度的にも安心です。接合角度の微妙な調整は、ピンセットよりも練りゴムをグニっと押して調整するほうが簡単でした。シャシーに仮付けするとこう、何というか、ロストワックスの出来が微妙ですね(笑) 特に左手のシフトレバーは太くてダルいので手を入れてみましょう。
手持ちのエッチングで時代に合いそうなシフトゲートがあったので、若干加工してキットパーツの上に接着。レバーは切り飛ばして細めのものを付けました。
続いてエンジンのカムカバー上に刻まれた『Ferrari』の文字。キットではただの長方形のモールドなので、削り落としてエッチングを貼り込みます。

このエッチングパーツはF643を作った時の余りもので、約17年の時を経てここに蘇りました。ややオーバースケールですが、有るのと無いのとではエライ違いです。キャブレターの先に取り付けるファンネルはアルミの挽きものが用意されていますが、エッジが太めで内腔も狭いのが難点。
そこで2.4mmのプラ棒で治具を作り、瞬着で仮止めした状態でモーターツールで回転させながら、ドリルとやすりでシャープに削り直しました。
キャブレターのスロットルや給油パイプの取り回しをどうするか?など、まだ課題は幾つか残っていますが、ディテールアップはいったん置いておいて、ボディの下地作りと塗装のほうを先に進めたいと思います。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top