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ルネッサンスのポルシェ935製作記-19

ルネッサンスのポルシェ935ターボは、ようやく下地処理が終わって白くなりました。使ったのはロックペイントの2液性ウレタン塗料です。
エアブラシの口径は0.5mmで、一発目の捨て吹きから勢いが良すぎて大量に吹いてしまったせいか、モールドは埋まり気味です…。ゼッケンサークルのマスキングの段差もご覧のとおり、かつてない盛り上がりです。
塗装の乾燥を待つ間に小物パーツを作りましょう。フロントバンパーの長方形のメッシュは、開口部の寸法をイジった関係で、キットのエッチングパーツが使えなくなりました。
代わりにピッチが同じくらいのステンレスメッシュを用意し、周囲に縁取りの枠を付けることにしました。洋白板を仮止めした真鍮ブロックをフライス盤にセットし、ドリルで目印の穴を開け、その内側のラインを切り取るようにダイヤモンドディスクと棒ヤスリで整形していきます。
仕上がった枠とメッシュをハンダでしっかりと一体化し、次に外側のラインをダイヤモンドディスクとサンドペーパーで細く削って仕上げていきます。
外枠の寸法がキチキチだと、やがて塗料の厚みで開口部に入らなくなるので、ここはユルめのフィッティングがおすすめです。
ドア後方のインテークの縁取りは、ボディと一緒に白で塗装した後、フィッティングを済ませてから、黒のメッシュをエポキシ接着剤で取り付けました。
前後のウインドウはバキュームフォームで抜いてみたんですが、どこかしら気泡やシワが入って上手くいかず、原型の表面をもう一度確かめてからヒートプレスしたところ、まずまず綺麗なパーツが上がりました。
とはいえ、表面には若干の凹凸やうねりが見受けられるので、トレカットの1200と1500でサンディングしてから、ハチマキのデカールを貼りました。
表面に残ったサンドペーパーの擦りキズは、コンパウンドで磨いてもなかなか取れませんが、クリアーコートをたっぷり目に吹くと消えるので心配ご無用です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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