今回のM4A1シャーマンのウェザリング(汚し塗装)で大いに参考になった一冊、『知っておきたい戦車模型の極めかた: 塗装/ウェザリングテクニックガイド』のご紹介です。
前半ページではGSIクレオスの新マテリアル、Mr.ウェザリングカラーを用いたウェザリング技法が、ステップバイステップで丁寧に解説されています。
個人的にはわざとらしくて受け入れ難い、カラーモジュレーションの基本塗装のやり方も併せて紹介されています。
海外の著名なモデラー(ミゲルヒメネス、アダムワイルダー、B&Wテクニック)のステップバイステップなどもあり‥
高石師範のM4A3″イージーエイト”は同じ第2次大戦の米軍の戦車なので、「はぁ?そこまでやっちゃいますか?」と半ば呆然としつつ、マネできるところだけ取り入れてみました。
いちばん参考になった記事は、やはり竹内邦之氏の『アルコール落とし』の解説です。基本的なやり方こそ知っていましたが、今回は単調な仕上がりから一歩抜け出すべく、記事中にあったダークパープルのシャドウ吹きを併用してツヤ感にメリハリをつけてみました。
本のタイトルだけ読むと「上級者向けかな?」と思ってしまいますが、たとえ経験の少ない初心者であっても、記事に書かれたことを素直に実行するだけで、砂埃や乾いた泥汚れなどがリアルに再現できます。日本語で書かれた戦車模型のテクニックガイドとしては、現時点でいちばんのお勧めです!
書籍『知っておきたい戦車模型の極めかた』
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この本は良い内容ですよね。
おっしゃる通り、経験と勘頼りじゃなくそれっぽく仕上がるというのはHow toとしてありがたいです。
お手本は「これ!」と思うもの1冊に絞って、それを素直に実践することが上達の早道と教えられましたが、途中でいろいろ目移りしてしまうのも事実ですね(笑)
個人的には、戦車模型の塗装は”アルコール落とし”を中心にやっていこうと思っています。