God Dwells in Small Things

戦前のクルマ・ブガッティを作ってみよう-1

静岡ホビーショーのモデラーズ合同作品展に向けて、僕が所属するルマンの会のテーマが『フランス』であることは以前にも書きました。

残念ながら手持ちの車種でテーマに合うものが見つからず、識者の友人に相談してみたところ「ブガッティとかタルボとかどうですか?」と、これまで見たこともないようなキットを提案されました!
「戦前のクルマってサスペンションとかエンジンフードのルーバーとか、1/43で作るのはハードル高いよな〜」と、これまで手を出せなかったんですが、このBUGATTI Type36ならば構成もシンプルだし、入門用には良いかも?
問題点としては、製作の参考資料が極端に少ないこと。同じブガッティでもType35は名車中の名車なので、本やwebでいくらでも情報が拾えるんですけどね‥。それでも先の友人の協力を得て、1926年当時の写真や図面など役立ちそうなものが難点か揃いました。
CGM43(アトリエ・クリスチャン・ゴゥエル)のキットの第一印象ですが、メタルの質が柔らかめで、ヤスリやモーターツールで削ったときに粘り気があります。サスアーム類は曲がりを直すよりも真鍮や洋白線で作り直したほうが早そうです。
手始めにボディとシャシーを付属のネジ2本で仮止めし、間にスペーサー(ワッシャー)を挟んで底面の高さをきちんと揃えました。
続いて基準となる車高(地上高)を決めます。完成時に最も目立たない前後の車軸の直下にスペーサーを置くのが常ですが、今回はエンジン直下と後輪軸下の2箇所にM2のネジを切りました。スペーサーの高さはとりあえず前が5mm、後ろが6.5mmで作ってあります。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
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