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レトロなII号戦車製作記 – 六角ボルトと尖頭ボルト

今回は車体の各所にあるボルト類の追加工作です。きっかけは YouTubeに上がっていたII号戦車のウォークアラウンド動画ですが、全て再現するのは無理なので、目立つところだけやっつけていきましょう。

手始めにジャンクパーツとして持っていたタミヤのパンターG型の転輪からモールドを切り取り、サスペンションのトーションバーを束ねる部分に、流し込み接着剤で固定します。
モールドの切り出し作業はデザインナイフで行いますが、刃を入れやすいように事前に周囲の凸部を除去しておくといいです。切り出したボルトを接着箇所まで運ぶ作業も、ピンセットではなくナイフの刃先で軽く突き刺して持っていくほうが簡単です。
シャシー側面にいくつかあるボルトは、先端が尖った形状をしているので、プラパーツを移植するより金属線を削って埋め込む方法でやってみます。
0.5mmの真鍮線を短く切り、モーターツールで回しながらヤスリを当てて尖らせたものを所定の位置に差し込み、裏側から瞬間接着剤で固定しました。※ 接着前に黒染め液で染めてあります。
こちらはポルシェ356のテールランプ用にDSPIAEのサークルカッターで切り出した円盤の余りもの。大きめの六角ボルトの座金にちょうどよかったので、大きさの合うものを見つくろって、先ほどの六角ボルトの隣に接着します。
以上、タミヤのII号戦車F型のシャシー(足まわり)の追加工作のご紹介でした。もっと徹底的に手を入れたいのであれば、今度出るアカデミーの新しいキットを待ちましょう。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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