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モデルカーの修理 – 250GTO

AK

昨日のデカール動画、ためしに置きピンで撮影してみたんですが、最後のほうがピンぼけで判りにくかったですね‥。念のために写真と文章で説明を補足しておきます。

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ル・フェニックスの純正デカールは『INTERDECAL France』のネームが入っていました。表面を観察すると軽い小ジワが見えたので、いつものように水の中で突つきまわすとバラバラになる恐れがあり、今回は台紙から浮いてきたところをピンセットでそっとつまみ上げ、所定の位置に置きました。

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筆とピンセットで位置を微調整したら、デカールの際から軟化剤を流し込みます。毛細管現象で奥までスッと入り込むので、あまり多く流す必要はありません。軟化剤はアルコール系なので、そのまま放置するとラッカーの塗膜を侵すことがあり、特に赤系・青系のボディカラーはシミになって残るので気をつけて下さい!

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デカールの質にもよりますが、2-3分ほどで軟化剤が効いてきて、デカールの表面が細かく波打ってきます。そこで濡らした綿棒か筆の腹でソフトに圧迫を加え、デカールを密着させていくわけですが、いきなりピンポイントで力を加えると、柔らかくなったデカールがぐにゃっと歪み、取り返しがつかなくなるので注意しましょう。

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デカールを筋彫りの谷間に馴染ませる方法は、昨日の動画の10分47秒以降をご覧ください。完全に密着させていないサークルの下端を筆の先でめくり上げ、あらためて軟化剤を入れて柔らかくしているのが判ると思います。このように、1枚のデカールの中でも部分部分を時間差で攻めることで、ある程度複雑な曲面にも追従させて貼ることが可能になるのです。

ABOUT ME
上村アキヒロ
上村アキヒロ
一義的にモデラー
1967年生まれ。'90年代半ばから本格的に模型制作をスタート。ホームページ『God dwells in small things』を立ち上げ、 『モデルグラフィックス』や『F1MODELING』で記事を執筆。 2013年にサイトをリニューアルし、模型の新たな可能性を模索中。
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