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テクノモデルのTipo33/2 – 3Dプリントパーツの仕上げ

光造形プリンターで出力したパーツの仕上げ方について、まずは造形用のベッドからパーツを引き剥がし、表面にまとわりついた未硬化のレジンを洗い落として乾燥させ、幾本かあるサポートを外し、紫外線を当てて2次硬化させるという一連の作業があります。個々のプリンターの癖とでも言いましょうか、パーツをレイアウトする向きによって、ディテールが綺麗に出るものと出ないものがあるので、10個プリントしても使えるのは1-2個だったということはザラにあります。
パーツの傍らを支えて綺麗に出力するためのサポートは、洗浄が終わってまだ柔らかいうちにピンセットでもぎ取れば簡単に外れます。このエンブレムのように力を加えると歪みそうなパーツはデザインナイフでざっくり切り落とし、2次硬化させてから爪楊枝などで持ち手を付けて、ヤスリやサンドペーパーで表面を均し、サフを強めに吹いて仕上げるといいでしょう。
あと、前回のエントリーでも書きましたが、2次硬化後のレジンは力加減を少し間違えただけでも折れてしまうので、同じパーツの予備があると安心です。
今回はマフラーのタイコの表面の積層痕を600番で処理中に「パキッ!」とやってしまいました。その後、真鍮線(0.35mm)で固定用バンドを巻きつける時も危なかったので、やはり余分に2-3個は必要ですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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