車体上面のうっすらとした埃汚れを表現すべく、グレーとブラウンのパステルを削って粉状にし、タミヤのアクリル溶剤で薄く溶いたものをフェンダー上に塗ってみたところ、ご覧のようにかなりイヤラシイ感じになってしまいました。
歴戦の勇者ならまだしも、ほぼダメージのない新品に近い車輛のウェザリングとしてはふさわしくないように思います。
過剰なパステル粉を洗い流すべく、アクリル系の溶剤を含ませた筆でぬぐっても落ちてくれないし、ダメもとでAKのジャーマングレー用のウォッシュ(AK070, ブラウンブルー)を、さらに溶剤で薄めたものでオーバーコートしたところ、まあまあ落ち着いた感じになりました。
パステルが入り込んで白っぽくなった筋彫りの中も、AKのウォッシュを差して奥行きを取り戻しています。戦闘室や機関室の上面によく目を凝らしてみると、ウォッシュを拭き取った後の溶剤の不自然な染みが残っていて、なかなか思ったようにはいかないものですね‥。