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レトロなII号戦車製作記 – 砲塔の溶接跡表現

AK

タミヤのII号戦車F型の製作記のまとめです。今回は砲塔の工作ですが、旧ドイツ軍の軽戦車は溶接跡の表現が避けて通れず、こちらのヒートペンを入手して色々と実験した結果をご報告します。
まずは同時購入した溶接跡ビットB341を使って、いちばん低いパワーで伸ばしランナーにスタンプしてみました。ビットを当てる時間が少しでも長いと溶けたりヨレたりするので、これは難しい!
小一時間ほど戯れているうちに慣れというかタイミングが判ってきて、まっすぐなモールドが作れるようになりました。それでもパーツ本体に直接スタンプする自信はありません。
そこで考えたのが、あらかじめ溶接跡をスタンプしたランナーを接着する方法。装甲板の継ぎ目に溝を彫る手間はかかりますが、一発勝負でパーツを溶かしてしまうリスクは避けられます。
そして誰かが言いました。「接着剤で溶けて軟らかくなったところを狙ってスタンプすれば簡単じゃない?」と。うーん、せっかく買ったヒートペンが不要になってしまったw
ちなみに半田や鉛線のような軟らかいものなら、シンナーすら不要でモールドが作れるので、レーシングカーのアルミタンクやバイクのフレームの溶接表現などにも応用が効きそうです。
砲塔の上下を接着する前に、円筒形の防盾の上下の隙間が気になったので、0.3mmのプラ板を被せるように接着し、防盾を外してから瞬間接着剤で固めておきます。
1日置いて完全硬化させてからプラ板の余分を切り離し、ヤスリで角度をつけて仕上げました。砲塔上面の吊り下げフックや機銃などのディテールは、転輪と同じくC型のパーツを使う予定です。

ABOUT ME
上村アキヒロ
上村アキヒロ
一義的にモデラー
1967年生まれ。'90年代半ばから本格的に模型制作をスタート。ホームページ『God dwells in small things』を立ち上げ、 『モデルグラフィックス』や『F1MODELING』で記事を執筆。 2013年にサイトをリニューアルし、模型の新たな可能性を模索中。
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