マクラーレンMP4/2の製作記も20回目を数えましたが、今回はいつも以上に地味な工程で、カーボンデカールをひたすら貼っていきます。
コクピット両脇のデカールにはちょっとした感動! こんなに立体感のある、リアルなカーボン模様は初めて見ました。この1枚だけでもディテールアップセットを買う価値があります。
ブレーキダクトにデカールを貼った時は馴染ませるのに苦労しましたが、今回は何故か軟化剤(マークソフター)の効きも良かったです。ただ、デカールそのものの厚みはあるので、上の画像のような谷折りのラインにはナイフで切り込みを入れ、更にソフターを流して密着させておいたほうが安心ですね。
ディフューザーの表側には、縦に筋目が入ったパターンのデカールが用意されています。余った端はコバに回り込ませず、デカールが半ば乾燥した状態で#1200のサンドペーパーをエッジに当て、デカールの表面を削ってからピンセットでそっと引きちぎるように取り除きました。
裏側は両翼の部分のみデカールを貼り、残りの面はあえてセミグロスの塗装を残してメリハリをつけています。排気口周囲のプレートは実車写真を見る限りではあまり焼けている感じはしないので、貼ってから一緒に汚し塗装を行えば十分でしょう。
フロントサスペンションのサポートアームの取り付け位置を変更した関係で、デカールに欠損が出てしまった箇所を修正します。真鍮パイプの端を薄くしたポンチでデカールの不要部分を打ち抜き‥。
上手く模様が合うようにナイフでトリミングして、欠損部分に貼り重ねました。
この燃料タンクの側面も、段差を削り取って平らにした都合でデカールの大きさが合いません。後先考えずに改造すると苦労するという典型ですが、さてどうしましょう(笑)