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スジボリ堂のBMCタガネ

AK

Toolカテゴリーの第5弾は、スジボリ堂の『BMCタガネ』。最近ではネット通販のほか、専門店の店頭でも普通に売られているので、既にご存知の方も多いかと思いますが、元々は美唄モデラーズクラブ(BMC)のオリジナル工具でした。

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その存在を初めて知ったのは2006年くらいだったか? Studio Rossoの渡部さんから1本貰い受けて、『これは便利!』と使い始めたのがきっかけです。そのうちスジボリ堂のHPから購入できるようになり、店主の村上さんからも試供品という形でかなりの本数を頂きました。

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刃先の部分はタングステン綱(タングステン、チタン、セラミックスを混合整形し熱を加えて焼結させたもの)で、ホワイトメタルはもちろん、真鍮やダイキャストなどの金属相手にも負けることなく筋彫りできますが、ちょっとでも余計な力が掛かると、刃先が折れたり欠けたりするので、扱いには注意が必要です。

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ホワイトメタルのパーツに筋彫りを行った例。1/43なら刃幅は0.15mm、1/20なら0.2mmのものを使っています。脇に転がっている両面テープ付きのプラ板は、線引きのガイドとして使ったテンプレートです。

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ラインナップの中で最も幅の広い3.0mmは、刃先を立てて水平に引くように動かすことで、カンナがけのように平面を出したり、エッジを薄く削ぐことも出来るので、かなり使用頻度の高い1本です。

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ちなみに曲線を彫るときは、虫ピンの5番 – 直径0.8mmくらいの太い針を、ピンバイスに固定したものを使います。アタリがつく(針先が対象面に食い込んで安定する)までは、極力軽いタッチで、何度も繰り返しなぞるように動かすのがコツです。

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単純な直線の筋彫りであれば、テンプレートを作るまでもなく、下の画像のようにエグザクトのナイフの刃を押し当てるようにして、何十回か往復させて彫っていく場合もあります。

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虫ピンやナイフで彫った筋彫りの断面は三角、タガネで彫ったものは凹型で、どちらが良いか?という議論もありますが、個人的には、塗装後の仕上がりで見分けがつかないのでどっちでもいいです(笑) 筋彫りしようとする箇所に合った道具選びが重要だと思います。

ABOUT ME
上村アキヒロ
上村アキヒロ
一義的にモデラー
1967年生まれ。'90年代半ばから本格的に模型制作をスタート。ホームページ『God dwells in small things』を立ち上げ、 『モデルグラフィックス』や『F1MODELING』で記事を執筆。 2013年にサイトをリニューアルし、模型の新たな可能性を模索中。
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