III突のエンジンデッキに積む木箱を自作する前に、インテリアのほうを先に仕上げてしまいましょう。後ろ側の壁に装備されている小機関銃は、タミヤのB型のキットに入っていたパーツを流用しました。
そのままイモ付けでは芸が無いので、固定用のストラップとスリングを追加しています。ストラップはアベールのA-D型エッチングセットの中の、消火器用の固定ベルトが長さ的にピッタリでした。
スリングは0.1mm厚の洋白帯(さかつう製)を焼きなまし、グリップと銃身の基部に瞬間接着剤で固定しています。
弾薬ケースはタミヤの『ドイツ小火器セット(No.35111)』のパーツ。重みによる微妙な傾きを表現するために、デザインナイフで一度バラバラに切り離してから再接着。それをレジンでコピーして、左上の角に真鍮線を丸めて作ったリングを取り付けました。
塗装はダークグリーンを吹いた後、革ベルトの部分をエナメルのセミグロスブラックで筆塗り、ドライブラシで若干のハイライトを入れた後、装填手側の後壁に取り付けました。それにしてもこんな場所に武器や弾薬がぶら下がっていたら、さぞ乗り降りはしにくかっただろうな~と思います。