God Dwells in Small Things

タップドリル

完成したモデルをアクリルや木製のベースに固定する際、ネジを使っている方が多いと思います。シャシー側にナットを埋め込んだり、いろいろやり方があると思いますが、ここ2〜3年使っているのは、タップドリルでシャシーに直接ネジ山を切っていく方法です。

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私の場合、直径2mmのなべネジを使うことが多いので、それより0.2mm小さい下穴をドリルで開けた後に、画像のタップドリルをグリグリと回し入れていくわけです。なにせホワイトメタルやレジンという柔らかい素材が相手なので、軽い力で確実なネジ山を作ることが出来ます。

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上の画像は5月の静岡合同展に出したマクラーレンF1GTRのシャシー。製作開始当初に埋め込んだナットでの固定を止めて、前後の車軸の近くに新たにネジ穴を設けました。ネジ1本より2本のほうが安定するし、タイヤの陰に上手く隠れて目立たないので、数年前からこのやり方に改めました。

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F1の場合はシートの真下に1本、そしてアンダートレイの後端に予備でもう1本、ネジを立てることが多いです。そういえば昔、バイクの荷台に模型を乗せて運んだことがあって、途中振動によってネジが緩み、ケースの中で模型をドリフトさせてしまった苦い経験がありましたっけ(笑)

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参考までに、小径のなべネジなら品揃えが豊富な大型のホームセンターで購入できると思いますが、それに対応するタップドリルはなかなか見かけませんので、ジャパンホビーツールあたりで通販するのが確実です。

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  1. このタップドリルを咬ませてあるのはモーターツールですか?

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