アネシーのフェラーリ375MMはサイドウインドウを透明フィルムから切り出し、ボディの内側から取り付け。ダッシュボードとステアリングを組み込んでをシャシーを閉じ、タイヤとホイールを取り付けました。ウインドウの切り出しはカッティングプロッターを使用。カット用のデータは昨年、開口部の内側に入れる洋白板を切り出した時にスキャナーで読み込んでトレースしてあったので、文字どおり電光石火で仕上がりました!
実車はスライド式の窓なので、タミヤのデカール用ハサミで前後2枚に分割し、ハイグレード模型用で1枚ずつ接着していきます。
ダッシュボードはホワイトメタル製で重みがあるので、ロックタイトのピンポインターゼリー状でガッチリと、タイヤとホイールは焦らず位置が調整できる30分硬化のエポキシといった具合に、接着剤は状況に応じて使い分けることをお勧めします。
華奢なワイヤーホイールと3Dプリント製タイヤの経年劣化が心配だったので、車高ピッタリに調整したスペーサーを介してアクリルベースにネジ止めしました。
ボンネットに取り付けるレザーストラップは、タメオのエッチングパーツ(FT15)を元に、片側のベルトを0.8mm幅の帯金で延長し、ハンダ付けで組み立ててからクレオスのサンディブラウンで塗装。
スミ入れに同ウェザリングカラーのシェイドブラウンを流して引き締め、エポキシ接着剤でボンネットに取り付けました。
最後の難関のドアノブの削り出しです。前回のエントリーで1.5×1.0mmの洋白角線を2本、半田で重ねて内側のカーブを削るまでの画像を載せましたが、そこから2本の継ぎ目に沿って幅0.8mmほどの溝をダイヤモンドディスクで彫った後、コテを当てて分解します。
あとは実物の形状をイメージしながら、モーターツールや針ヤスリでちまちまと削っていって、最後にボタンホールの穴を0.45mmで開け、同径の真鍮線を差し込んでハンダ付け。仕上げに1500番のペーパーとモーターツールのゴム砥石で磨き上げて完成です。
とりあえず週末のホビーショー・合同展に間に合ってよかった! 完成写真は後日アップします。