Xの投稿でもつぶやきましたが、年明け早々に「ファインモールドの新製品で作例お願いできませんか?」と嬉しいお誘いがあり、急遽予定をぶっ飛ばしてラスト1週間は連日10時間くらい作業して、月曜に無事撮影を済ませて一息ついたところです。
おかげでFerrari 375MMの進捗は割を喰った形ですが、5月の静岡ホビーショー/モデラーズクラブ合同作品展を目指して作業を再開します。
ボディ両サイドのアウトレットのルーバーは、ベースを3Dプリンターで作り、その溝に0.2mmの洋白帯金を4本差し込む作戦で行ってみましょう。
実際に4本並べてボディに当ててみると、もう少し肉厚があったほうが良さそうなので、0.3mm厚の真鍮帯を半田メッキか何かで銀色に仕上げることにしました。
開口部の後縁は斜面になっているので、黒い瞬間接着剤+SSPパウダー(黒パテ)を盛ってから整形。この黒パテは経年変化も少なく重宝していますが、パウダーの入れ過ぎは脆さに繋がり、後の加工でエッジが欠けやすくなるので注意が必要です。
続いてボディ後方に目を移すと、ドアノブからリアフェンダーにかけての抑揚が足りなく感じたので、ドア前の肉を若干そぎ落とすことでメリハリをつけました。
Aピラーの付け根についても、実車はよりフラットで落ちくぼんだ感じに見えるので、画像の甲丸やすりやモーターツールの丸いビットで引っかくように削って修正しています。
部分的にラッカーサフを吹いて成果を確認。これらの修正に伴い、フロントウインドウの形も変わってしまったので、窓枠(メッキモール)のほうは洋白線を曲げて再現する予定です。
地味な工作ばかりが続くと気づまりなので、たまにはこのデカール貼りのような簡単かつ達成感が得られる作業を挟んで、モチベーションを上げていきましょう!