年明け早々に風邪をひいてしまい、先週は3日ほど寝込んで体力回復に努めていましたが、YouTubeはやってました。
こちらロタレックスのフェラーリ412Pのメーカー完成品ですが、リアウインドウにかかるデカール補修のご依頼です。ゼッケン『1』の書体が似たものを探してきて、フィニッシャーズから発売された超強力デカール軟化剤を使ってウインドウの曲面に馴染ませました。
配信ではタイヤ用の超超強力軟化剤を水で薄め、半ば溶かすようにして定着させていますが、この裏技は塗装面には使えないので注意してください。
表面にこびりついた汚れや窓パーツの落ち込みなど、他に気になる箇所もありますが、ボディとシャシーをバラせないのでこれ以上の修理はちょっと厳しい状況です。元のデカールの経年変化に合わせて、油彩のバーントアンバーでニスの黄ばみを追加して修理完了とします。
続いてREACTファクトリーのスカイラインR33GTR完成品。こちらは曲がったルーフアンテナの修復と、消えかけたタイヤのブリヂストンマークの貼り替え依頼です。
古いプロバンス(ビラージュ)のデカールは水に浸すと割れてバラバラになる印象ですが、今回はギリギリセーフ! でもフィルムが相当薄いのは確かなので、超強力タイプを塗ってから筆の腹で圧をかけるようにサイドウォールに馴染ませ、仕上げに蒸し綿棒で押さえて定着させました。