ファインモールドのF-4Eファントムのキャノピー。フレームとグラスエリアの境界線の彫りが深いので、塗り分けはとても楽に行えました。※ 使用したのは『1/72 FP[37 38] 限定品[Blue Yellow]F-4 ファントム2(FineMolds用)』
形状が見やすいようにサフを吹いた状態で、フレームに並ぶリベット/ファスナーを打っていきます。
ルーラーをパーツに直接当てるのは怖いので、細く切ったマスキングテープの上に転がして下穴を開け、それをパーツに貼り付けてからニードルとモーターツールの丸ビットでモールドを刻みました。
第1キャノピーと機首との接着は、前端と左右の後端の3点にタミヤの速乾タイプを点付け。余計なところに流れ込まないよう、液量の調整はシビアに見極める必要があります。
あと、前席計器板のフードの上にZ5の透明パーツを追加すると、キャノピーの内面と干渉してピッタリ閉まらないことがあるので、最後の仮組みと調整は入念に行なってください。
キャノピーの後半部分をマスキングゾルで仮付けし、機首まわりをアルティメットホワイトで塗装しました。口径0.2mmのエアブラシ&L5のコンプレッサーでもストレスなく吹けるくらい、薄めた塗料を使っています。
しばらく乾かした後の2回目の塗装は、塗膜が垂れる2歩手前くらいのウェット吹き。塗料が優秀なので、これで大体白くなってくれます。
が、よく見るとエッジや筋彫りの肩部分の塗膜が引っぱられてグレーになっているので、3回目は再びドライで、グレー部分を白に染める感じで吹き、4回目はそのザラ付きを解消するためにウェットで重ねます。
ここで半日くらい時間を置いて、必要と感じた部分にドライ→ウェット吹きを繰り返して、都合6回ほど塗り重ねて仕上げました。
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